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2019/12/19

社長交代の裏側


おはようございます。
鈴木 裕詠(ゆうた)です。

弊社ビースタイルは、
2019年7月末から会長と社長の役職交代を実施しました。

当時、役職交代の情報が周知されたタイミングで、
私が一番最初に思ったのは「なんだか、深い理由がありそう。」です。

これは理由を解明せねばと、日焼けしすぎ役員こと宮内を経由して
三原(現社長)・増村(現会長)にアポイントを取り、
ビースタイル最大級のタブーに切り込んできました。(大袈裟ですが。)

※ご注意:結論、弊社の社内報のような内輪ネタになってしまいました。申し訳ございません。
貴重なお時間を頂く前に、事前にお詫びいたします。

[登場人物の紹介]

三原 邦彦ビースタイルの代表取締役社長。
毎日おしゃれな服にて出社。趣味はカラオケとサックス。
増村 一郎ビースタイルの取締役会長。
意味は分からないが、鈴木のことを「班長」と呼ぶ。
趣味はゴルフとバスケとランニング、寺社仏閣巡り、釣り。

 

1.三原社長・増村会長と、いざご対面

鈴木 お疲れ様です!お忙しいのにお時間をくださってありがとうございます。
今日はいろいろとお話をお伺いさせていただきます。
三原 社長交代の経緯を話すんだよね?
鈴木 そうです!(まずい、めちゃくちゃ緊張する。)

 

攻めが得意な三原と守りが得意な増村

鈴木 早速本題なんですけど、なぜこのタイミングで社長交代をされたんですか?
三原 そうだね、今まで共同代表でやっていたんだけども、
上場も控えているタイミングだし、
会社の代表というものを一本化した方がいいと思ったからだね。
鈴木 でも、増村さんが引き続き社長且つ代表でもよかったわけですよね。
なぜ、三原さんが会長から代表取締役社長になることにしたんですか?
三原 理由の中で一番大きかったのは、僕と増村さんの性格とかタイプとか資質の違いだよね。
僕自身は圧倒的に攻めのリーダー型、増村さんは逆に守りのリーダー型なんだよ。
鈴木 と、言いますと?
三原 最近、会社経営の話をするときによくこの例えを使うんだけど、
例えばお城があるとするじゃない?
そうすると城壁に、狭間(さま)っていう鉄砲を出すための小さな窓があるんだよ。
鈴木 狭間(さま)…、名前は初めて聞きましたけどイメージはできます。
確かにありますね。
三原 そうでしょ。で、「城壁を作って、そこに狭間つけよう。」って考えたのは
守りのリーダーだと思うんだよね。
つまり、自分たちがダメージを負わない状態を構築するような、
守ることを中心に考える人。
鈴木 なるほど。
三原 逆に、狭間(さま)から鉄砲を撃つ人は、攻めの人なんですよ。
攻めの人は、いかに相手を倒していくかを考える人のことで、
他にも、兵隊の指揮をとったりだとか、攻めの戦略を考えたりとかね。
鈴木 つまりは、三原さんと増村さんで会社経営をしていく中で、
お互いの強みが全く別物だったってことですよね。
三原 そう、その話を踏まえて代表取締役社長の役割を考えてみると、
現場の実務執行を行っていくこと自体がケースとして多いわけ。
鈴木 つまり、兵の指揮を執って攻めていくことが多いんですね。
三原 そういう事。
「ここの兵を横に寄せろ!」とか、「あそこの部隊は何やっているんだ!」とか。
僕はどちらかというと、現場の各論にすごく目が行くし、うるさい人なんですよ。
お客様に満足してもらうというための勝負、なわけだから。
鈴木 逆に増村さんは、具体的にどんなタイプなんですか?
三原 「長期的に考えてこうしておいた方がいい。」とか、
起こり得る色々なパターンを考えながら仕事をするタイプの人なんですよ。
「あの方向から敵が攻めてきたらどうしよう。」とか
「こんな攻め方されたらどうしよう。」とかね。
増村 ずっと聞いてたけど、ものすごいたとえだね(笑)

 

今後のビースタイルには、守りの経営が重要?

鈴木 では、今の体制はお互いがお互いの得意分野に集中できる体制なわけですか?
三原 そうだね。
僕は下手すると、リスク管理の観点はすべて増村さんに頼っちゃっているかもな。
でも、これから会社が大きくなっていくと、
それだけ資産自体が膨れ上がってくるわけだから、
「資産をどれだけ棄損しないか。」がとっても重要になってくるという事なんですよ。
鈴木 なるほど。
三原 そう考えると、増村さん自身の守りの経営というところに対して、
十分時間を使ってもらったり、
能力を十分発揮してもらう体制自体がすごく必要だと思っていて。
守りの経営に専念してもらう事、専念できる体制を作ることが重要なわけ。
増村 いいこと言うね。
三原 逆に僕はご存じの通り、「あそこで戦っているよ」となれば
勝手に駆けつけてガンガン攻めて行っちゃう。問題を見つけることも、
それを解決することも、社内で一番実力があると思っているからね(笑)

増村 だからやっぱり、攻め型の人が社長やったほうがいいですよ。
社長として先頭を切って戦っていたほうがいい、そういうものだと思うよ(笑)
三原 だから結構、一言で終わっちゃうんだよね。
鈴木 攻めは攻めに全力で、守りは守ることに全力で注力するってことですね。
三原 そうだね。やっぱり、会社として攻めと守りは両方ないとだめだと思う。
増村 そりゃそうだ(笑)

 

新体制は、スーパーポジティブフォーメーション?

鈴木 三原さんにお聞きしたいんですが、
お互いがお互いの強みや特性を分かっているからこそ、
三原さんは増村さんにお城を任せられるわけですよね。
三原 そうだね。勝つ(お客様に満足してもらう)という事がゴールだから、
ゴールにたどり着くことを第一に考えると、守りは増村さんがやった方がいい(笑)
逆に、攻めは僕がやりますから、って感じ。
増村 そうだね。いざ、城をでてどこかに攻めていくときもさ
三原さんは勝手に兵の先頭を走って攻めて行くじゃない?
俺はさ、できる限り交渉で道中の村々を仲間にしておいたほうがいいんじゃないかとか、
食料はこのくらい持って行ったほうがいいんじゃないかとか、
敵陣に向かうまでの橋の数とか天候とかまで、考えちゃうわけだよ(笑)
三原 これからもっと必要なフェーズになりますよ、増村さんの仕事は。
会社同士の交渉なんかは、全部増村さんが担当してくれているし、
まさしく戦争で言えば、軍同士の同盟結びみたいなもんですよ(笑)
増村 俺はさ、軍師として三原さんが戦わずして勝てる方法を見つける役なわけだよ。
敵に「今仲間になってくれたら、こんなもの差し上げますよ。」
みたいなこと言いながらさ(笑)

三原 勝ち方って色々あって、それこそこれから資産がどんどん増えていくじゃん?
いろんなパターン自体を取るんだけど、ただ単純に剣や銃で戦うだけじゃないパターンも
これから増えると思うんだよね。
増村 でも確かに俺がさ、戦いとして「こういう顧客満足、価値創造だ!」って、
アイデアで兵の指揮を執るとか、そういうの柄じゃないよね?
また、三原さんがさ「戦う前にまずここを調略して、、、」なんて
これも柄じゃないよね?本当ちょうどいいんだよ(笑)
鈴木 結構、増村さんの強みが三原さんの弱みで、三原さんの強みが増村さんの弱みみたいな?
三原 そうそうそう。本当にそうなっていますよ。
自分の強みは磨いて、弱いところはお願いしますよって。
2人の人生、ほとんど一緒なわけだから効率的でしょ。
鈴木 じゃあ今回の社長交代は、その役割分担が、顕著に分かれたというだけなんですね。
三原 そうそうそう。例えば一般的に言われる、
「社長交代!社長と会長の派閥が!」みたいなことは全くない。
増村 全くないね(笑)
鈴木 ちょっと心配だったんですよ。社長交代を身近で体験したことがない中で、
やっぱり社長交代ってポジティブな印象がないですから。今回のお話聞けて良かったです。
増村 悪い印象は払拭しないと!うちの社員でもそう思ってたりするの!?
鈴木 わからないですけど。少なくともポジティブに感じている人は少ないと思います(笑)
三原 スーパーポジティブフォーメーション!
このフォーメーションになったことによって、さらなる会社成長を実現しますよ。
鈴木 ビースタイル全体で、勝ちに行くためのフォーメーションですよってことですよね。

 

2.今後のビースタイルは、社員育成に力を?

鈴木 因みに、今回、ビースタイルのさらなる成長のために、
経営陣の体制変更をされたと思うんですが、三原さん・増村さんの後継者というか、
役員層の育成など、今後のビースタイルを支える人材の育成ってどう考えているんですか?
三原 この半年ぐらいで、そこの整備を進めようと思っていて。
一番力を入れていくのが、社員育成の部分なんだよね。
鈴木 と言いますと?
三原 社員育成って実は、教育をする機会を生み出すという事だけじゃないのよ。
大きく3つあって、1つはワーク、仕事をすることによって能力が開発される。
2つめは、メンターメンティ、いわゆる誰をメンターとして
仕事をしてもらうかというところ。
3つめは何かというと、世の中的にも言われる研修というやつですよね。
外部も内部も含めて、この3つを併せてやっていこうかなと思っている。
鈴木 なんとなくイメージがつきます。
三原 そして、そこの中で、重要な要素としては何かっていうと
さっき話したことなんだけど、
執行役員にも社員にも実は守りの人と攻めの人がいるんですよ。
例えば、役員の中村さんは攻め特化型なんで、守りなんかないよね。
増村 確かに、攻めに徹していたほうが生き生きしてる(笑)
三原 でも攻めの人でいいんですよ。
大事なのは、攻めの人に守りの人をどう組み合わせるかという、
フォーメーションなわけですよ。
鈴木 三原さん・増村さんのような組み合わせを意識する必要があるんですね。
三原 うん。そういう形をとっていかないと、能力開発にも時間がかかりすぎてしまうからね。
組織のフォーメーションを最適にすることで、掛け算の効果が発生するわけですよ。
鈴木 なるほど。
因みに、メンターメンティの部分で、何か具体的に考えていることはありますか?
三原 それでいうと、執行役員はこの会社の中で『メンター』と言われるように、
今後はしていきたいなと思っています。
鈴木 メンターというと?
三原 「あの人の仕事はまねして」「あの人の考え方はまねして」とかね、
ちゃんと結果を出している事と能力要件を持ち合わせていることが、1つの定義かな。
鈴木 ちなみに今後、執行役員も成果に合わせて取締役に昇格することがあるんですか?
三原 それは、ないない。なぜなら、取締役と執行役員は、別に上下の関係性じゃない。
役割の違いだけなの。
増村 そうだね。ここでちゃんと話しておこう。
執行役員の上のポジションが取締役っていうんじゃないんだよ。俺たちの体制って。
三原 ぜんぜんちがう。
増村 あくまで会社のトップ、主人公は執行役員ですよ。
三原 会社のガバナンス考え、実行していくのが取締役。
決められた投資配分をベースに、会社の実務を
責任を持って取り組んでいただくことが執行役員の仕事。
という事で、基本的には執行役員がトップです。この会社では。
鈴木 なるほど。入社3年目にして、驚きの新事実です。

 

3.三原・増村が今、考えること。

鈴木 最後に、新しい体制でお互いの得意分野に集中できるようになったわけですが、
新しく見えてきた壁などはありますか?
三原 知らなきゃいけないこととか、学習しなきゃいけないことは
これから死ぬほどありますよ。
鈴木 死ぬほど…。
三原 自分自身がサラリーマンだった時に、部長だったり執行役員をやってきて
それなりに能力は開発して結果を残してきたと思うんだけど、
振り返ると、今の自分の1,000分の1くらいじゃないかな。
鈴木 それだけ日々成長してこられたんですね。
三原 というか、成長しないとだめだよね。
どうですか増村さん。
増村 毎年毎年、1年間で自分の学びや知見がどんどん大きくなっているって感じるよ。
鈴木 人って年を重ねるごとに、目新しいものが減って、学ぶ数も少なくなると思っていました。
増村 学ぶことがベースになってさ、若い頃より学習効率とか良くなったのもあるかも知れない。
具体的には、新しいものからの気づきが多くなっているんだよね。
後はお互い、この2年~3年何か話し合った時の最終的な目的が
「時価総額1兆円にしなきゃいけねーもんな。」って、自然に出るようになったのよ。
そんなコミュニケーションしているから、1兆になるためのプロセスとか
1兆になった姿から逆算したときの今を考えて、
「あれたりないな、これたりないな」って、沢山学ばなきゃなって思う。

鈴木 そうなると、時価総額1兆円を目指すにあたって、社員にも同じ方向を向いて
勉強や成長をしてほしいですか?
三原 もちろん。でも、ずっと言っているんだけど、
社員には【『成功』と『幸せ』の両方を追ってほしい】と思ってる。
会社の中では当然成功を追ってほしいと思っていて、
自分が目標にしたミッションを果たした時の達成感や優越感は
お金では買えないものじゃない?
それをちゃんと満たしてほしい。
そして、ビースタイルは生活基盤でもあるわけだから
その生活基盤を生かしながら、プライベートにおける幸せもちゃんと築いてほしい。
『成功』と『幸せ』の、AND実現だね。
増村 『幸せ』ってさ、自分で感じるものだから
何をやっていても捉え方次第で感じられるじゃん。
でも『成功』ってさ、自分以外の人が認めるものじゃん。
何をやってきて、何を残して、どういう価値を作ったかって話なんだよ。
だからうちの社員にはできれば、
【『成功』して『幸せ』になってほしい】と思ってるよ。
鈴木 やはり、三原さんや増村さんとお話をしていると、
会社の理念や目指すべき目標の意味など、
大事なことを本当の意味で理解できる気がします。
普段、頭ではわかっているけど、心では理解していない状態なんだろうなって思いました。
三原 そうだね。結局、そういう気づきがどんどん積み重なって、
行動も変わって結果も変わるわけだから。いっぱい気づいたほうがいいですよね。

 

おまけ

ビースタイルの鈴木です。
冒頭に記載いたした通り、僕や弊社社員が勉強になるような
社内報のような内容になってしまいました。

そんな中、最後までお読みくださいありがとうございます。

しかし本当に「派閥争いじゃなくてよかったー。」と、
胸をなでおろしております。

変わらず仲のいいお二方でした。
 

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【ご回答いただいた方々へ】
貴重なお時間とご意見を頂き、誠にありがとうございます。
大変参考になりますし、読んでいただいた感想までいただき、
さらなる記事制作の原動力になっております。
 

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次回の記事配信は、1月の後半を予定しています。
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記事担当ライター

鈴木くん

法人様向けの記事を書いている人。