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2018/06/18

【導入事例】 社員がもっと付加価値の高い業務に集中するには?

導入事例♯1【株式会社ブロードリーフ様】

事業内容:自動車アフターマーケット中心としたITサービスの提供
従業員数:連結、928人(2017年12月末現在)
派遣社員:10人(2018年6月現在) 週2~5日、1日5時間以上
ウェブサイト:https://www.broadleaf.co.jp/

今回、取締役副社長の山中健一氏(写真右)と、執行役員管理本部長の関直哉氏(写真左)に、
上場・M&A前後にあった課題やサービス利用の背景などについて伺いました。

【当時の人事課題】

課題 ・オペレーション業務が正社員のスキルアップの障壁になっている
・オペレーション業務を円滑に進める派遣スタッフを採用できない
・M&Aに対応できる人材が不足
解決策 ・派遣スタッフを採用し、オペレーション業務を集約
・派遣の採用ターゲットをフルタイムから時短へ変更
・M&A経験者など専門性の高い即戦力人材を派遣で採用
効果 ・オペレーション業務が集約され、生産性が向上
・正社員がコア業務に集中
・求める人材が採用でき、社内の採用工数が削減

 

正社員のコア業務集中のため、オペレーション業務の集約を目指す。

【事業内容について】
自動車アフターマーケット向けに、自社で開発した業務システムやITサービスを提供。2013年には東証一部へ上場。その後、評価制度・報酬制度の変更、人事制度を段階的変更など、よりよく働く環境づくりに熱心に取り組まれています。

導入のきっかけ


「正社員に専門性を磨くことに集中してほしかったからです。ITサービスが付加価値を生み出すには、人材が非常に重要な成功要因ですよね。社員に活躍してもらうための仕組みを作るのが経営の根幹と考えます。正社員は会社の発展に寄与すべきもので、会社の経営理念や社会的使命を理解してお客様にどのような価値を提供するのかをきちんと考えて勤しむべき。」と話す山中氏。
 

事務職経験があり専門知識のある人材の応募が少なかった。


2013年の上場前、正社員の専門性向上を目的に、会社の中に分散されたオペレーション業務を集約するチームを作るよう人事へ依頼。
当時、各部署にいたフルタイム派遣社員を1つの部署に集めることからスタートしましたが、結果は失敗。社内のオペレーション業務の生産性は上がりませんでした。
そこで、ただ集めるだけでなく、コストダウンや工数削減、業務効率化を図れるチームになるよう関氏に依頼しました。

 

時短社員にオペレーション業務を集約、生産性が向上。

時短社員によるワークサポートチームが誕生


当時の採用課題について関氏は「当社は、交通の便があまり良くなく、都心部から少し離れていることもあり、事務職経験や専門知識がある方からの応募は少なかったです。
そんな時、家庭との両立で短い時間しか勤務できないパートタイム派遣の提案をいただきました。採用難の時に多くの人材を紹介してくださったのが、ビースタイルの『しゅふJOBスタッフィング』でした。」と語ってくださいました。

そこで、スーパーバイザー的役割の時短正社員をトップに置き、時短派遣社員で構成されたワークサポートチームを作り、業務の効率化、生産性を上げることを実現されました。

ワークシェアリングを導入するうえでの不安について、1人分の仕事を複数人で対応することや人員の確保、繁閑時の対応、それに伴うシフト組みがうまく回るかどうか、という点を挙げられました。その不安がどう払拭されたか伺うと、「業務の進捗状況を『見える化』し、引継ぎ時に責任をもって申し送りすることを徹底したので、不安は数か月で払拭されました。」と、時短社員のみの組織運用も短期間で構築できたことを教えてくださいました。
また、このワークサポートチームが誕生したことで、社内から「女性でも活躍できる職場が、このブロードリーフでできたんだね。」「時短で働く中でも仕事って成り立つんだね」という声が男性社員からも挙がり、男性比率が高い中でも女性の働く環境について理解が深まったようです。

 

安定した人材紹介と定着により社内の採用工数が削減。

派遣採用はビースタイルに集約

ブロードリーフにて活躍している派遣スタッフは10名(2018年6月現在)。
ワークサポートチームだけでなく、人事採用アシスタント、人事研修担当、経理、法務、SEなど専門スキルを必要とする『スマートキャリア』からの派遣社員も活躍しています。

現在、派遣採用はビースタイルに集約いただており、その理由を関氏に伺うと「ビースタイルはブロードリーフの社風に合う方や求めるスキルを理解しており、何度依頼しても一定のスキルを持つ方を紹介してくださいます。また、その方が定着してくださるので、信頼感が増し、継続しています。求人を依頼する時間が短縮され、定着により採用回数も減ったため、結果、社内の採用工数も削減できています。

極めつけは、派遣社員向けスキルアッププログラムを作ったことです。派遣社員であっても経験を積み、色々なことができるようになったら、時給が上がるという制度をビースタイルと一緒に意見交換しながら作りあげました。今活躍いただいている派遣社員も、実際ステップアップされています。」と集約の経緯を語ってくださいました。

各レベルに評価項目が設定されており、達成すると次のステップへ進める仕組み
 
「人材」について、山中氏はこう語る。
「能力が発揮できる人はただスキルが高いということだけでなく、仕事に対する意欲も高いと思います。ビースタイルが紹介してくださる方は、限られた時間でしか仕事ができないという制約がありながら、きちんと仕事をされて帰る方が多いので、仕事に対する意欲が高い方の登録が多いのではと感じます。我々も頑張ってくださる方には派遣社員でもきちんと評価し、報いようとしているので、長く働いてくださっています。」
 

働き方を選べる環境づくりに積極的に取り組みたい。

今後の展望


取材を進めていくと、「時間に制約がある方でも有能な方は山ほどいる」とさらっと話す山中氏。
時短の人が有能で活躍できることに気付かない企業もある中で、さらに一歩進み、有能な時短社員が働きやすい環境づくりにも熱心に取り組んでいらっしゃいます。
「人によってライフステージは違うし、働き方が自由に選べる時代だと思います。ワークシェアリングや遠隔地からリモートでできる仕事を増やすという環境づくりや、本当に働きたい人が頑張って仕事に就く可能性やチャンスを広げる取り組みは民間主導でもできることなので、どんどん取り組みたい。」 と熱く語ってくださいました。
 

更なる効率化と、もっと人間らしく働くことにチャレンジしたい。


「今後、AIやロボットがさらに進化を遂げ、SEやプログラマーもなくなるのではないかと言われています。“本当に人間がやる仕事は何か?”を考えていく必要があります。現在、実施しているのは、ワークサポートチームの業務をRPA 化(ロボットによる業務自動化)することで、更なる業務の効率化に取り組んでいます。その結果、人間が色々な意味で感動創出の仕事に時間を割けるようになると思います。例えば、お客様とのコミュニケーションで手紙を書く、親身になってお話を聞くなど、人間だからこそできる対話に、今後更に注力していきたいと思います。今も、お客様へ定期コールをする際、必ずストリートビューで場所を確認して、イメージを膨らませてから電話するように言っています。今の時流にあったRPAを取り入れながら、もっと人間らしく働くことにチャレンジしたいですね。」と山中氏は今後の抱負を語ってくださいました。

企業理念である「感謝と喜び」という、人や企業が深く結びつくために欠かせない“心”を大切にする姿勢を感じることができました。


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記事担当ライター

かねたか

2児の母。仕事と育児の両立を目指し転職。ビースタイルの時短正社員で日々奮闘中!

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