「スマートキャリア編集部」は、経営・人事・採用課題のリアルを体を張って追究する情報発信サイトです。

2016/05/12

ベンチャー企業が広報で跳ねる3つのコツ ~未上場、ベンチャー企業がメディア掲載年間222本を達成したわけ~

今回は、ベンチャー企業が広報で跳ねる3つのコツを弊社広報担当の柴田よりお届けします。

広報・柴田
柴田菜々子
2013年ビースタイルに新卒として入社し広報に配属。
3年間広報に所属しメジャー媒体270本の掲載実績を達成。
現在は、学生時代から取り組んでいるダンスにも本格的に向き合うため
週3日の出勤となり広報業とダンスを両立中。

POINT1【コンテンツを現場と一緒に創る】

**一番重要です!!**
koho02_01
例え、メディア側に人脈が出来ても、提供するコンテンツが弱いと、興味を持ってもらえず記事化しません。
一番大切なのは強いコンテンツを作ることです。
ただこの【コンテンツ】は広報が創り出すものではなく、
現場・経営層・社長が創り上げた、事業サービスやイベント・セミナー、コーポレートの取り組み(例;新卒採用や福利厚生etc.)となります。
広報は掲載されやすいように社外の目線を入れて内容をよりブラッシュアップするというイメージになります。
掲載されるには、
(1)社会性
(2)トレンド
(3)意外性
の3つのPOINTがあります。
(1)~(3)のメディアが興味を持ちやすいと言われるPOINTは
マーケットや顧客に向いている現場の人は持ちづらい視点です。
そこで広報が
『こういう文脈であれば(メディアが)興味を持ってくれそう』
『いまのトレンド(時事ネタ)と絡めたら、目に入りやすそう』
という要素をコンテンツに入れます。
内容が決まったら、プレスリリース(報道者向け資料)を作成し配信します。
▼わたしたちが実際に取り組んでいる内容

◇その1◇
・定期的に現場ヒアリングをして、「ニュース」になりそうなネタを探す。
・『ニュースになる』と思った内容を元に、プレスリリース(報道向け資料)を作成し配信する。
・メディア担当者と会うときの資料は作りこまなくてもOK。“最近の傾向として”伝えられる状態にしておく。◇その2◇
・新サービスなどが企画される際は、会議に入れてもらい、企画段階から、広報視点を含める◇その3◇
・PRに繋がりそうなイベントやセミナーを現場に開催してもらう。
⇒特にテレビの露出を狙いたい場合には撮影できる『絵』が必要です。
イベントやセミナーは『絵』になりやすいため、イベント開催を現場にお願いすることもあります。
一社でイベントを行うより数社合同で開催したほうが話題性があるのでオススメです。

POINT2!【中小ベンチャー広報は営業と同じ】

**営業のような利害関係はないものの、動きは営業と同じと考えてください!**
koho02_05
上場企業や影響力の強い企業でない限り、リリースを配信し、ホームページに掲載しても問い合わせが来ることはありません。
では、どうするか?
リリースを配信したら、興味を持って下さりそうなメディア担当者へ
直接メールや電話をしたり、会いに行ったりします。
中小ベンチャー企業の広報は
とにかくメディア担当者の人脈を広げて少しでも多くリレーションをとり、
「このネタを出したい!」「新サービスを取り上げて欲しい!」
と思った時に相談できる状態を作っておくことがミソです。
メディア担当者とリレーションがとれていると
どういう切り口がメディアに響くのかという相談なども
聞いてもらえるようになります。
また、その時は記事にならなくても、
メディア担当者が欲しい情報は常に変わるので
他の機会で問い合わせをもらい取材に発展するケースも徐々に多くなります。
▼わたしたちが実際に取り組んでいる内容

◇その4◇
既に関係性のあるメディア担当者と、とにかくリレーションをとる
・メディア担当者とリレーションを深めるためアポイントを取り最近の市場感の動きや当社の動きなど情報提供をする。
・メディア担当者が欲している情報を当社が持っていない場合、可能な限りで持っていそうな方(社員や他社広報担当者)を紹介する。◇その5◇
新しいメディア担当者の新規開拓
・当社と関係性の深い記事が掲載されているが、つながりがないメディアの場合には営業の新規開拓と同じように、
直接新聞社やメディアへ電話をかけてアポイントを取り、会いに行く。(もちろん会えない場合もあります。)

POINT3!【ヨコ(広報同士)の人脈を活かす、広報担当者は支え合い精神】

koho02_01
広報はヨコの人脈が増えるほど、仕事がしやすくなります。広報同士が集まる懇親会や勉強会に参加し他社広報担当者と繋がることで、自分だけでは収集できない情報を得ることができます。
場合によっては他社の広報担当者が自社の広報をしてくれるケースもあります!
逆もしかりで、自社では受けられない内容でも「あの会社であればこの取材内容は対応出来そう!」と、他社広報担当者を紹介すればそこで露出機会を得られます。
また、わたしがよく会っている広報担当者は(意外かもしれないですが)同業他社です。
同じ業界だからこそ、情報交換によって様々な情報をキャッチできます。特に新聞記者は担当異動が多いため記者についての情報交換はよく行っています。
メディア担当者によりますが、担当変更で異動になっても一斉メール等で周知することはあまりありません。
同業他社の広報から記者の異動を聞くこともしばしあります。
そしてよく、業界関係なく、広報同士で集まったり、メディア担当者を紹介し合ったりなどもしています。
仲のいい広報の紹介だと、メディア担当者も比較的丁寧に接してくださいますし、最初のハードルが低くその後のリレーションもとりやすい傾向にあります。
▼わたしたちが実際に取り組んでいる内容

◇その6◇
社外の広報担当者と協力する
・広報同士でメディアの方を紹介し合う
・広報とメディアのランチ会や飲み会を開いて新規記者開拓をして仲良くなる
・企画を一緒につくる
⇒新聞記事を見ると分かる通り、一つの記事に対して2~3社の事例が書かれているケースがほとんどです。そのため、サービスやコーポレートの取り組みで共通点のある企業3社と同じテーマを元に一緒に企画をメディアに持っていく。◇その7◇
自社で受けられない取材案件を他の広報担当者へ紹介する。

最後に、
会社の誰よりも、会社・自社サービス・業界を知り尽くし
現場の想い・トップの想いを代弁できるようになることが
広報の第一歩と言われています。
先日わたしが参加した広報の勉強会では
広報の適任者は『新入社員』であると語られていました。
会社のことを知るだけではなく、会社への共感性がないと
成果を上げづらいからかもしれません。
偶然かどうか分かりませんが、弊社でも10年前から広報担当は新卒社員でした。
長くなりましたが、以上が3つのコツとなります。少しでも皆さんの参考になると幸いです。
koho02_06

  • FB
  • LINE
  • Twitter
  • B!

記事担当ライター

ばたこ

踊る広報!!(週3日社員、週4日ダンサー)