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会社飲み会は必要か?【前編】

おはようございます。
鈴木 裕詠(ゆうた)です。

今回のテーマは【会社飲み会】です。

先日、日焼けしすぎ役員こと宮内とメルマガのMTGをしていた際に、
「なあ、ゆうた。会社飲み会って、必要なのかな。
    なんか、賛否両論ありそうじゃない?」と、
言ってきました。

なるほど。そういう宮内さんはどっち派なんですか?

時と場合による。

・・・。

調べて来いってことだな。と、心の中で思った私は
「調査して、取り纏めて報告します!」と言い残し、会議室を後にしました。

 

1.市場(首都圏勤務の社会人)の会社飲み会に対するイメージ調査

会議室を飛び出した私が、まず調べたのは
市場の『会社飲み会に対するイメージ』についてです。

首都圏の社会人約10,000人に対して行われた、
『職場のメンバーとの飲み会についてのイメージ』
調査の結果を見ていきましょう。

『男性全年代、女性40代~60代でポジティブなイメージが優勢。』という結果がありますが、
『両方のイメージ』と答えている方が、全年代を平均しても65.9%と大半を占めています。

飲み会には、ポジティブなイメージとネガティブな
イメージの両方があるようですね。

何を”ポジティブな要素”として捉え、
何を”ネガティブな要素”として捉えているのか、
もっと深く掘り下げていく必要性がありそうです。

それぞれの要素は、世代や役職別に違うのか、
役員/部長/若手社員に、インタビューしてみました。

 

2.役員陣へインタビュー

【取材に答えてくれた人たちリスト】

中村 浩史通称、茶坊主役員。人材紹介部門や人事部門の担当役員を
歴任し
現在は新規事業開発室を管轄している。
結構な頻度で会社飲み会に
参加していることは有名な話。
社内外問わずだれとでも飲みに行く。
浮田 聡介2018年にビースタイルへ入社し、RPAやAI-OCRのサービスを提供する
RMaD事業部の担当役員。
週1日程度は、必ずメンバーと飲みに行く。
「社会人になってから飲み会を断った記憶がない」ほど、
飲み会好き。
水澤 直人エンジニアやWEBマーケターなどを統括する、テクノロジー&マーケティング部の
担当役員。
歓迎会や達成会以外の飲み会は、年に2~3回の参加率。
完全未経験からIT領域の担当役員になった努力の人だが、
人見知りなのが玉に瑕。

そもそも、どのくらいの頻度で飲みに行くのか

お疲れ様です!今日は、皆さんの飲み会に関する考え方を徹底取材させてください!
早速ですが、皆さんはどのくらいの頻度で社員と飲みに行っているんですか?

歓送迎会とかを抜いてでしょ?それでも、まあ結構な頻度で行ってるなあ。
20時を過ぎてくるとさ、「疲れた~、飲み行きたい!」ってなるから、
他部門も含めて残ってる社員を自分から誘って、飲みに行くことが多いよ。

僕も、週1日程度は確実に行ってるよ。
仕事終わりに「飲みいこう!」ってなることが多いな。
ただ、飲みに行く相手は、自部門のメンバーの場合が圧倒的に多い。

俺はあんまり…。
年1回か2回あるか、ないかくらいだな。
誘われれば行くんだけど、あまり誘われないし、自分から誘うキャラでもないしね(笑)

 

役員陣は飲み会でどんななしをするの?

飲み会だと、皆さんはどんな話題で盛り上がるんですか?

プライベートな話から、仕事の話まで会によって違うね。
というのも、俺は基本聞き役だからさ、
行く相手によって変わるんだよね。

なんかイメージ通りです(笑) でも、自分があまり好まない話題とかはないんですか?

そうだな。仕事に関する後ろ向きな話題は好きじゃないな。
愚痴くらいなら、まあ飲み会だしいいと思うんだけど、誰かの批判とか不平不満で、
盛り上がっちゃう飲み会は良くないよね。あんまり多くはないけどさ(笑)

中村さんは、飲み会ではどんなお話を?

例えば、仲のいい人と2人で飲みに行くときには、自分のビジョンとか、
具体的にどんな計画で事業を進めていこうかとか、将来の話がメインだね。
逆に、仕事終わりに残ってたメンバーを
かき集めて飲みに行くときは、
くだらない話多いかも(笑) 恋愛話とかね。

僕は、飲み会でまじめな中村さんを見たことがないんですが…。
大人数の時は、仕事の話はしないんですか?

そうだな、自分の管轄してるメンバーと飲みに行ったら多少するけど。
昔、ちょっとした失敗があって。
人材紹介事業の担当をしていた時に、
よくメンバーと飲みに行ってたんだよね。飲みに行くと、
まずは営業の自慢大会が始まるわけ。
「こんな方法で依頼をもらったよ。」とか、
「こんな事をしたら、お客さんが褒めてくださったよ。」とか、
ナレッジのシェアみたいな感じだね。
そして、最終的には、「この事業をもっと成長させたい。」とか、
「こんな改善をしたら、顧客満足が高まるんじゃないか。」
みたいな話になってくるわけ。

メチャクチャいいことじゃないですか?

そう思うじゃん?でも、飲み会には”参加できなかった人”ってのが、
一定数いるわけさ。となると、”参加できなかった人”と”毎回参加する人”との間に、
情報量の差が出てくるのね。
勿論、飲み会の場で事業部の方針とかが
変わるわけじゃないんだけど、メンバー間の足並みが揃わなかったり、
置いてけぼり感みたいのが出ちゃったことはある。

そんなことがあったんですね。
前向きな話題でも、マイナスの影響が出ることもあると。
浮田さんは、メンバーと飲みに行く事が多いとおっしゃっていましたけど、
どんなお話をされるんですか?

僕は、仕事の話ばかりする飲み会よりは、
その人の人柄が分かるような話題が多い飲み会が好きなんだよね。
だから、
飲み会で仕事の話をしたとしても、
多くて全体の50%以下にするように意識してるし、
人数が多くなると、
あんまり話せない人が出てくるから、
2~3人くらいで飲み行くのが多いかな。

結構明確な、飲み会ルールを持っていらっしゃるんですね?

そうだね。『参加者たちが本音でコミュニケーションを取り合っている場』が
好きだからこそかもしれないな。
少しばかりお酒の力を借りて、普段話さないような話題で盛り上がったりすると、
「会社ではクールなイメージだったけど、結構お茶目な一面もあるんだ。」みたいな、
その人の人柄が垣間見えるわけですよ。
そうすると、おのずと相互理解が深まって、
日々のコミュニケーション量も増えると思うんだよね。

なるほど。理想の飲み会像をハッキリお持ちなんですね。
でも、自分の理想通りにいかないこともあるわけじゃないですか?
何か失敗談とかあります?

そうだな。
まあ、飲みすぎちゃうって失敗は結構あるね。

それは、浮田さん個人の問題ですね(笑)

そうだね(笑)
あとは若いころ、メンバーが会社に対する不平不満を言ったときに、
一切聞き入れず、
論破しちゃったりとかあったな。
最近は、ちゃんと受け止めて、
後日フィードバックするようにしてます…。

ぜひ、飲みすぎと論破はお控えください。

 

結論、飲み会は必要?

結論、飲み会は必要だと思いますか?

チームワークを良くしようとか、何か目的を持った飲み会は、
キックオフの時とか、期末のお疲れ様会とかだけでいいんじゃないかな。
あとは各々、飲みに行きたい人同士で適当に飲みに行ったらいいと思うよ。

やっぱり、コミュニケーション量を増やして相互理解を深めるためには必要だと思う。
相手を理解することに至っては、
会議室で何回か話すより、
飲み会に一回行った方が早いしね。
それに伴って、自分と飲みに行きたいと
思ってもらえるようにしなくちゃな。

まあ、ないよりはあったほうがいいかもしれないね。
メンバーと仲良くなれるっていうのは、
やっぱり価値があると思うよ。
良好な人間関係がいい思考に繋がるし、
いい思考がいい行動、
いい結果に繋がっていくからね。

 

3.部長陣へインタビュー

【取材に答えてくれた人たちリスト】

夫馬 早紀toC向けの企画/マーケティングを担当するサービスソリューション部の部長。
最近、『疲れた日は、直帰するよりも飲んでから帰ったほうが気分がいい。』
ということを発見し、週5日で飲みに行っている。
藤田 祥子人材サービス企業とOS企業を担当している、第二事業部の部長。
最近、急に嗅覚が優れ始め、
ワインの香りの違いが分かるようになった。
性格は、『超楽観的、ポジティブ』とのこと。
平岩 俊臣新宿エリアと渋谷エリアを担当している、第三事業部の部長。
周りから「超不器用な人」と言われることが多いが
スルメのように噛んでいる(長く関わっている)と
味が出てくるタイプ、とのこと。

部長陣は誰と飲みに行くのか

部長の皆さんは、だれと飲みに行くことが多いんですか?

メンバーが一番多いかな。
週2日くらいは、メンバーと飲んでる。
あとは、部長陣かそのほかの事業部の人か、社外の人とも飲みに行くな。

結構、幅広いジャンルの方たちと飲みに行ってますけど、
役員陣と飲むことはあんまりないんですかね。

ここ数年はあんまりないかな。
仕事の話はMTGで解決しちゃうし、
役員も特定のメンバーとだけ飲みに行くのは控えているんじゃないかな。

役員になるとそんなことも考えているんですね。藤田さんはどうですか?

そもそも、あんまり会社の人と飲みに行かないんだよね。
歓迎会とかは参加するけど、
「仕事終わって飲み行こう!」とかは、週1回もないよ。

飲み会に頻繁に参加しているイメージだったので、意外です。

意外でしょ(笑) これでも飲み会に参加するようになった方で、
入社したての頃は、
会社の人と飲むなんてナンセンスだと思ってたんだよ。
仕事とプライベートの境目がハッキリしてて、「18時なので帰ります。」
みたいな感じだった。
そこから、だんだん飲み会に参加するようになっていって、
今では、他事業部との情報交換だったり、メンバーから意見してもらう場になってるね。

メンバーにどんな意見をもらうかは、後で聞かせてもらいますね(笑)
平岩さんは?

自分の管轄メンバーか、過去一緒に仕事したことがあるメンバーとしか、
基本的には行かないな。
頻度は、月に2回とか3回くらいだね。

平岩さんも、役員とは飲みに行かないんですね。

そうだね。飲みに行く必要がないというか。自分が任されている業務とか
責務は明確だし、あとはやりきるだけだと思うと、あえて役員陣と2人で飲みに行って
話をする必要はないと思うんだよね。

…まじめですね。

 

どんな話をするの?

部長の皆さんは、飲み会だとどんなお話をするんですか?

仕事の話がほとんどになるかな。
というか仕事の話にしか興味ない。
恋愛トークとかプライベートな話題で盛り上がってても、
みんなが楽しければいいんだけど、個人的には全く興味ないな(笑)

なるほど。
ちなみに、飲み会での失敗談はありますか?

ないね。そもそもお酒が強くないから、
飲みすぎたりしないし。

ですよね。ありがとうございます。
藤田さんは先ほど、「飲み会でメンバーから意見をもらう」と仰っていましたが、
どんな意見を言われることが多いんですか?

いろいろあるんだけど、「週次MTGで激ヅメしないでください。」とか、
「数値だけじゃなく行動も評価してください。」とか、色々あるよ。

藤田さんの日々の厳しさが伝わってきますね。怖いです。

メンバーも怖いんだろうね(笑) 
その点、飲み会だとフランクに仕事の話ができるからいいよね。
会社で、「何かある?」って聞いても、
きっと誰も答えてくれないと思う(笑)。

確かに…。藤田さんは、飲み会での失敗談とかありますか?

んー、私は酔うと様子がおかしくなるのね。
だから、メンバーの前ではお酒を控えて、本当の自分を隠してる(笑)

様子がおかしくなるとは…?

まず、記憶をなくす。つぶれる。テンションが上がって賑やかになる。あとは…

記事にかけなそうなので、もう大丈夫です。
これからも、本当の自分を隠していてください。
夫馬さんはどうですか?よく飲みに行かせてもらいますが、
実は何か意識して話されてたりしますか?

メンバーと飲みに行くときは、『絶対にネガティブな話をしない』ことと
『褒める』ことは意識してるかな。
普段、あんまり褒めないから、
飲み会の場では、ちゃんと伝えるようにしようと思ってる。
あとは、『プライベートな話は自分からふらないようにしてる』くらいかな。
自分のプライベートを探られたくない人は一定数いるからね。

いろいろ考えてくださっているんですね。

せっかく飲むなら、みんな楽しく、
ポジティブな話題で盛り上がったほうがいいでしょ?

確かにそうですね(笑) 

 

役員/部長の総論

役員をはじめ、部長陣を含めたマネジメント層は、
飲み会に対してポジティブな印象が多いという結果でした。

特に、
『メンバー間のコミュニケーション量が増える事』、
『本音でのコミュニケーションが取れる事』
に対して、
価値を感じているようです。

勿論、飲み会でのマイナスに感じる事象や失敗談などが全く無いわけではないのは事実ですが、
個人ごとに何かしらの対策を展開しており、
飲み会に対する
『ネガティブな印象』とまではいかないようです。

総じて、飲み会はあったほうがいいと思っている方が多いという結論に至りました。

では、次回はレイヤーを変えて、
入社1年目~4年目の社員に対して、取材を行っていこうと思います。

普段、役員/部長陣から『誘われる側』の彼らは
会社飲み会に対して、どう考えているのでしょうか。

11月28日(木)の配信を、お待ちください。

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記事担当ライター

鈴木くん

法人様向けの記事を書いている人。