「bsty!eリアル」は、経営・人事・採用課題のリアルを体を張って追究する情報発信サイトです。

2018/07/30

【実例取材】リファラル採用は、どうすれば促進できるのか?


株式会社ビースタイル 新卒入社2年目
趣味はバスケ・ドラム・SUPなどなど。
通称「カワモリ」。「おかわり!」でも「大盛」でもありません。「カワモリ」です。

こんにちは。ビースタイル新人編集部員の「カワモリ」こと、川守田(カワモリタ)です。

本日のテーマ(且つ私のデビュー作)は、最近人事で話題の「リファラル採用」です。
社員に知人を紹介してもらうリファラル採用。
コスト削減や社風マッチ度が高い人材を確保できるという事で
約6割の企業が導入しているそうです。
しかし、リファラル採用をする上でこんな不安・疑問を持った事はありませんか?

【リファラル採用を促進する上での課題・疑問例】

Q1 リファラル採用をする上での準備や段取りはあるか

Q2 どうすれば社員が「自社に知人を紹介したい」と思ってくれるのか

Q3 リファラル採用を盛り上げる方法はあるか

Q4 どんな情報を「求職者」に伝えたらいいか

※記事後半にビースタイル的Answerを記載しております

 

実際に弊社でも導入はしておりましたが
あまり浸透せず、人事も力を入れられず、といった状況がありました。

しかし、その中でもリファラル採用に成功をした3つの事例を紹介します。

「採用された人」「声をかけた人」3組に取材をして参りました。
社員の身内、共通の趣味、前職の同僚、といった
パターン別のビースタイルのリファラル採用をレポート致します!
 

<目次>

☆パターン1☆ 身内紹介 ~姉妹であり、上司部下であり~

藤田祥子(声をかけた人)中途入社8年目スタッフィング事業部 ビジネスユニット第5 マネージャー
「ビースタイルの菜々緒」と言っても過言ではないプロポーション持ち主。
最近は飲みニケーションが多すぎて後輩に少し引かれている。
藤田千晶(採用された人)中途入社3年目 スタッフィング事業部 ビジネスユニット第4 グループリーダー
フレンチの料理人の経験を経てビースタイルに入社。
「破天荒」という言葉が最も似合う、考えるより行動派女子。

 
☆パターン2☆ 趣味で知り合う ~きっかけはダーツBAR~

小牟田斉美(声をかけた人)中途入社15年目 しゅふJOBパート 事業部長
趣味はゴルフ・ダーツ。
常に7センチ以上のヒールを履き、美脚を維持。
内田俊介(採用された人)中途入社3年目 テクノロジー&マーケティング部 ネットマーケティングユニット マネージャー
つい最近お子さまが生まれた新任パパ。奥様は速読の先生との事。

 

☆パターン3☆ 前職が一緒 ~3年間の説得の末~

夫馬早紀(声をかけた人)中途入社7年目 スタッフィング事業部 HRマーケティングユニット 統括マネージャー
趣味は海外旅行・お買い物。
毎月カード決済がすごい事になり、爆笑して報告してくる。
三山 晋大朗(採用された人)中途入社1年目 経営管理部 経営企画ユニット
みんなのお悩み相談室的存在。
誘えばほぼ毎回当日に飲みに行ってくれる「THE 優男」

 

☆パターン1☆身内紹介 ~姉妹であり、上司部下であり~

川守田 妹さんを自社に紹介したきっかけは何ですか?
藤田姉 妹が変な就活しているって母親から聞いて、とりあえずうちのサービスに登録させたのが始まりだね。
川守田 変な就活ってなんですか?(笑)
藤田妹 料理人上がりで就活をした事がなかったので手当たり次第に受けてたの。そしたら「未経験で海外出張ありの月収30万」とか「おじさんに公園に連れていかれて4時間くらい面談」とか。(笑)
川守田 それはそれは・・・。で、お姉さんが見兼ねて弊社のサービスに登録させたと。
藤田姉 そう。だから最初は正直「うちの会社に来たら?」という声掛けではなかったんだよね。
川守田 そこからどうして?
藤田姉 妹が全然就職決まらなくて自暴自棄になっている、という話を上司や同僚にしていたら、「とりあえず話しを聞く感じで、うちの会社にどう?」というところから選考に移っていった、という感じかな。

川守田 なるほど。身内がいる会社で働くことに抵抗とかなかったんですか?
藤田妹 うん、その時はどの仕事とか、どの会社とか、姉がいるとかいないとか関係なく、自分の働くところが決まったっていう喜びが大きくて。
川守田 なるほど。藤田姉妹はよく喧嘩するっていう噂聞きますけど、その心配はなかったんですか?
藤田妹 確かに喧嘩は多かったね。自暴自棄で「もうバイトでもいいや」てなってる時も姉から電話来て「ふざけんな、人生なんだと思ってんだよ!」て言われて「うるせぇ!人の人生に口出して来んな!」て喧嘩したし。(笑)
でも、なんだかんだ参考になる人って感じだったからなあ。あんまり「お姉ちゃん」て感じじゃなくて、「自分の事を昔から知っている人」という印象で、何かあったら聞けるしっていうポジティブな捉え方だったな。
川守田 じゃあ「知り合いがいる会社」に入った事でのメリットってあると思います?
藤田妹 入社前から姉のグループの人達と遊びに連れて行ってもらってたから安心感はあったかな。入社後も「藤田の妹」で皆認識してくれるから、細かい自己紹介とかいらなかったし。
川守田 やっぱりそうですよね、安心感。お姉さんはメリットありました?
藤田姉 そうね、 仕事の話が身内でできることが結構楽しいかも。
悩みとか課題感も、ちょうど妹が考えていることは私も通ってきたことだから経験シェアができたり、今の妹から見た上の人に対する意見とかも聞けると「ああ、私はこういう風に動いた方がいいんだな」て参考にもなるし、メリットしか感じてない。
藤田妹 確かに。あとやっぱ「会社の人」「同じチームの人」だと、話してもいい事に線引きしないといけない場面て多々あるけど、姉だったら何言っても大丈夫だから、それはありがたいな。

川守田 確かに気を遣わずに話せて率直な意見を聞けるのはいいですね。お姉さんは妹が入社する上で心配事とかなかったですか? 
藤田姉 最初はちょっと抵抗あったかも。でも仕事は私よりできると思っていたから大丈夫だなって思ってた。まあ、もしハズレを引いていたら本当申し訳ないから家で相当マネジメントかけないと、とは思ってたけどね。(笑)
川守田 でも結果、沢山表彰されて活躍してますもんね。では最後に。「声をかけられた側」として、自分もリファラル採用の輪を広げていこうと思いますか?
藤田妹 思う。今は対象者が近くにいないから声かけてないけど、ビースタイルって上司・役員層との距離が近いし、ちゃんと評価してくれるから自信持っておすすめできるな。それと、仕事以外の活動が多いのもポイントかも。バスケ部で合宿に行ったり、会社の中でヨガしたり。友達に話すと「それ本当に職場?」て言われるくらいエンジョイしてるな(笑)
川守田

<カワモリmemo>
家族同士が同じ会社にいることで「やりずらさ」が多いにあるのかと思いきや、お互いに信頼して何でも話せ、「経験シェア」までできるとは。
確かに会社の外で仕事の話ができる相手は貴重でありがたい存在ですね。

 
では次いってみましょう!
 

☆パターン2☆趣味で知り合う ~きっかけはダーツBAR~

川守田 お二人はどこで知り合ったんですか?
小牟田 ダーツバー。隣同士のテーブルでお互い投げていて、闘うことになって知り合いました。
川守田 なるほど。そこからどうして誘う事に?
小牟田 「 何やってる人なの? 」って聞いたら「今ゲーム会社にいるんだけど転職活動してる」て話になって。うちの会社でリファラル採用するって広報されたタイミングだったから「お、これは!」と、気楽な感じで誘いました。
内田 そうそう、だから会社の説明会で会うのが2回目。(笑)
川守田 それはすごいですね (笑) 1回しか会った事がない人を誘うのって勇気入りませんか?
小牟田 特にないかな。「うち受けて!」というよりも「一旦ちょっと会社に遊びに来て、よかったらどう? 」ていうスタンスだったから。あとは、雰囲気で合う合わないは出会った瞬間わかるじゃないですか。
内田 確かにそうですね。

小牟田 それと、 人材系がいいって言ってる理由がすごくいいなって思って。「人に貢献できる様なサービスをしたい」って言ってたのが印象的だったな。且つ、別に「人材系だけ」がいいって訳ではなく、「いいことしたい」という軸で変なこだわりがなかったから、合うんじゃないかなって。真面目な話それしかしてないよね。 (笑) 
内田 よく覚えてますね (笑) 本当その通りです。
川守田 なるほど。それで見事にマッチしたという事ですね。ちなみに、内田さんを紹介した時にポジションがなかったと聞きましたが?
小牟田 そうそう、当時マーケティングの部署がなかったんだよね。でもWEBとかマーケティングの深い知識を持っている人がいなかったから、来てくれたら会社の為になるなって思ってとりあえず声かけた。 
川守田 リファラル採用ならではな感じですね。ではその中で選考はどう進んだんですか?
内田 現状ポジションがない、という事を隠されることもなく「何できるの?」という話から始まり、「スキルはいいけど、どこの部署にしようか?」とオープンに話していました。
川守田  なるほど。その固まっていない状況でもビースタイルに興味を持ってくれたポイントはどこにあるんですか?

内田 会社に行ったときに、オフィスから退社する社員さんの顔が皆笑顔だったんです。それを見て「 あ、やりがいある会社なんだろうな 」 って思いました。これは面接では感じられないポイントなので、普段の社員が見れたのは大きいですね。
川守田 確かに言われてみればそうですね。では最後に、「声をかける側」として大事なポイントはどこだと思いますか?
小牟田 タイミングですかね。闇雲に「来て来て!」というのではなく、愚痴を言い出した時とか、相手のタイミングに合わせることかな。それも、マイナスな愚痴ではなくて、それはそうだよねってこちらも納得できる事をちょっと言い始めたら声の掛け時ですね。
あと人事側に言いたい事なんだけど(笑)「求人票」とまではいかなくても、どのポジションで、どういう人柄を募集しているかは明示してほしいな。別部署になると同じ会社でも雰囲気違うからね。 
川守田

<カワモリmemo>
出会った日に声をかけるというのは非常にレアなパターンですが
それでも採用に至ったという事はタイミングと温度感の見極めが
絶妙だったんですね!

 
では最後!!

 

☆パターン3☆前職が一緒 ~3年間の説得の末~ 

川守田 前職が一緒だったという事で11年前からお知り合いと聞いていますが、ずっと連絡は取り合っていたんですか?
夫馬 んー、退職後6年前に改めて飲み始めたかな。三山さんはマーケティングの知見がすごくある人だから、最初は私自身が勉強したくて誘っていたの。で、のちにビースタイルのマーケティング部が立ち上がる時にメンバーを飲みの場で引き合わせて刺激を与えてもらう存在に。
川守田 そこから具体的に声をかけたのはいつ頃ですか?
夫馬 3年くらい前かな。
川守田 3年前から声かけられていたのに、なぜ今年の6月に入社を決意したんですか? 
三山  現職の状況の変化ですかね。当初は新規事業の立ち上げを行っていて動けない時期だったんです。でものちに、ひたすらメルマガを打つ様な仕事にシフトしていったので「もっとサービス全体を大きくする仕事に携わりたい」と思って転職活動を始めました。
川守田 なるほど、でも噂によると一度ビースタイルの内定を辞退したとか?

三山  はい。ビースタイルでは主婦のマーケティングに関する部署にアサインされたんですけど、 マーケティングのみで成長させる、というのは今まで行ってきたので同じになってしまうなあと思ったんです。あと、自分で受けに行っていたもう1社の方が待遇がよかったので。 (笑) 
川守田 経験できる幅と待遇ですか。でもなぜ2回目は引き受けたんですか?
三山  新規事業の立ち上げのお話を頂いて、社長から「君がやらなかったらこの事業やらないかも」て言われたんです。事業内容としても、もともと興味があった都市開発に関連する事だったので。
川守田 それは嬉しいですね!ちなみに、3年前から声をかけられている中で、ビースタイルに対する印象が変わる瞬間とかってありましたか?
三山  印象が変わったというより、話しを聞いているうちに会社の具体的なイメージが徐々に見えてきました。
川守田  と言いますと?
三山  夫馬さんが体調を崩し入院や通院をしていた時でも自由度高く調整して働けている実情や、役員にも意見を言える環境だということをを聞いていました。表向きの綺麗なところだけを聞いていたわけではなかったのでイメージが湧くと共に信頼感が醸成されました。
川守田 なるほど。逆に夫馬さんはビースタイル歴も長い中で、「最近は昔より誘い易くなった」とかありますか?
夫馬 うん。昔は残業がすごく多かったり社内もグチャグチャだったけど、今は本当に働きやすい環境になったから知り合いを入れても大丈夫だなって思う。
会社がどうこうじゃなくて、私の捉え方もあるかもしれないですけどね!

川守田  確かに残業減らす取り組み結構してますよね。では最後に。誘う側としてのポイントを教えてください。
夫馬 継続的に声をかけて、いいタイミングで推すっていうのは大事なのかも。 あと、年収などの条件面よりも、会社の理念に共感してくれる人の方が「誘いたい」って思うかな。
川守田

<カワモリmemo>
一度内定を辞退されているのに再度声をかける人事もすごいですよね(笑)
でもダメ元でも声をかけられる事、候補者の近況をキャッチしやすい事もリファラル採用のメリットかもしれません。

 
では最後、人事側の意見も聞いてみましょう!
 

人事~なぜ浸透しなかったのか~ 

中村浩史中途入社16年目 経営管理部 執行役員
基本的に「うん」「はい」「それで?」と単語でしか会話をしない。
大体、部下になった社員は思い悩む。

― 覇気のない表情で現れた人事中村。

川守田  いつからリファラル採用してるんですか?
中村 ずっとやってるよ。

― でた。仕事の時は最小限しか話さない手法。
いや、これは単に突っ込まれたくないだけなのか。

川守田 でも噂だと注力できていなかったとか・・・?
中村 まあそうね。

― めげるな川守田。

川守田  求人媒体やエージェントを使うよりもコストは抑えられるかと思いますが、なぜでしょう?
中村 時期的にリファラル採用にパワーを割ける状態ではなかったんだよね。あと、媒体やエージェントを使った方が納期を区切ってマネジメントしやすいし。 リファラルは「いつまでに何人皆連れてきて!」て、なかなかできないでしょ。
川守田 確かにマネジメントはしづらそうですね。 でも一応やっていたという事は、もちろんメリットも感じているわけですよね?
中村 うん。やっぱり社員が連れて来る人は社風マッチ度が高いし、
社長とかが連れて来る人は普通に中途採用で来る人よりスペックが高いよね。
川守田 「類は友を呼ぶ」という感じですね。では、「納期を区切りにくい」という事の他にデメリットはありますか?
中村 他は特にないかな。強いて言えば社員の家族を落とした時はちょっと気まずかったくらい。
川守田 それは心痛みますね・・・。でも社員家族でも公平に見ているという事ですもんね。ところで先程「パワーを割ける状態ではなかった」と言ってましたけど、具体的にどういう事ですか?

中村 俺の構想としては

1、 会社のロイヤリティを高める 
(社員に会社を好きになってもらう、知人を連れてきたいと思える会社にすること)
2、 コンテンツを磨く
3、 リファラルを促進する

という順なんだけど、今までは3まで至っていなかったから。

川守田 なるほど。1、2については具体的に何かしたんですか?
中村 「残業削減」「給与制度の改定」「働き甲斐アンケート」とかやったね。
川守田 ではリファラル採用の準備は整ったという事ですね。
これから頑張っていきましょう!
中村 うん。ただ今月から俺、人事外れるけどね。

いかがでしたでしょうか?中村さんが人事から外れる事は残念?ですが
気持ちを切り替えて
冒頭の「リファラル採用を促進する上での課題・疑問」に対するビースタイル的Answerをご覧ください。

【b-style的Answer】

Q1 リファラル採用をする上での準備や段取りはあるか
A1 ①会社のロイヤリティを高める
②コンテンツを磨く
③促進する

社員紹介を促す前の下準備が大事。

Q2 どうすれば社員が「自社に知人を紹介したい」と思ってくれるのか
A2 社員に会社を好きになってもらうのが一番。
「上司との距離が近い」「業務外でもワクワクできるポイントがある」など愛着を持てる社風づくりを心掛ける必要ある。
Q3 リファラル採用を盛り上げる方法はあるか
A3 具体的なポジションがなくても「こういう基準の人なら紹介して欲しい」など採用基準を浸透させ、リファラル採用の動きや成功事例を頻繁に社内に広報する。
Q4 どんな情報を「求職者」に伝えたらいいか
A4 会社説明会では聞けない部分を公表する。
「綺麗ごと」のみでなく会社の課題や具体的なエピソードを交えて情報提供をする事により、就業イメージが湧きやすくなる。

 

単純に「リファラル採用やります!知人を連れてきてください」ではなく、
いかにしたら社員及び声をかけられる人に負担なく遂行できるか。
社員にどの様な情報を提供し、どの様な会社にすれば効果的な採用活動ができるのか、少し見えてきた気がします。

ちなみに、ビースタイルではリファラル採用を強化するため、採用チームを見直しました。


誰が促進するかも大事なポイントの様です。

  • FB
  • LINE
  • Twitter
  • B!

記事担当ライター

カワモリ

「おかわり!」でも「大盛」でもありません。「カワモリ」です。