【ホワイトカラー×高卒採用】始めてみました。その実態とは?【後編】

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こんにちは。
ビースタイル編集部の伊藤愛です。

今年からビースタイルが始めた高卒の総合職採用について、
前回は採用者のインタビューをメインに掲載しました。
→前編はこちら:【ホワイトカラー×高卒採用】始めてみました。その実態とは?

今回は、高卒社員の上司へのインタビュー、そして採用の実態について発表したいと思います!

上司が見る高卒社員の実態

Case 1
法人営業部法人営業ユニット 鈴木裕詠19歳の上司の場合

続木 香織

続木 香織
入社12年目。
社内婚・1児の母。現在時短勤務中。
超マジメな営業マネージャー。

岩本 啓

岩本 啓
入社5年目。
新卒の教育担当になってから、社内評価上昇中。
新卒に慕われる兄貴分。

伊藤 高卒の社員が自部門に配属になると聞いたとき、どう思いました? 準備が大変だったりとか?
続木 んー、業務云々というよりもまずは「飲み会どうしよう」って思いました(笑)。
業務上のコミュニケーションの補足をランチや飲み会でやっていることも多いから困ったな、と。最近の子は強制的な飲みを嫌がる子が多いと言われているけど、意外とそうでもないんですよね。
あとは、何も気になりませんでした。元々、新卒を受け入れる中で大事なのは学歴よりも「人となり」だと思っていました。高卒も大卒もベースのスキルは変わらないはず。受け入れる側が高卒だからと仕事を選んで渡してしまうと、彼らのキャリア形成の邪魔になるだけですからね。飲み会の心配以外何も思わなかったし特に準備もしませんでした。
伊藤 では、実際に自分の部下となってからの印象は?
続木 仕事への意欲も理解力も高いし、わからないことは自分で徹底的に調べているようです。おそらく、高卒だからこそと本人が意識して努力しているからこその姿勢なんじゃないかな。本人の負けず嫌いな性格と仕事内容もマッチしているのでしょうね。
岩本 会社ではやるかやらないかは本人次第。大卒には「とりあえず大学進学」からの「とりあえず就職」といった流れにまかせたケースが多く見られます。それに比べて、高卒の鈴木君からは「社会に出るんだ」という強い意志を感じました。
今後の日本では「とりあえず大学」という選択は通用しなくなっていくんじゃないかなって、鈴木君を見ていて思いますね。
伊藤 では、高卒社員の部下へ今後の期待を一言。
続木 早く20歳になってくれ。飲み会ミーティングに誘えるように(笑)
岩本 「高卒を支援する事業をしたい」って言ったの覚えてるよ。力をつけてぜひ、実現してほしい!

 

Case 2
スタッフィング事業部 スポットユニット 川口夢来さん18歳の上司の場合

大崎 真莉子

大崎 真莉子
入社9年目。
管理職のなかで一番温和だが、冷静に状況を把握し
必要な時にはビシッと指摘する女性統括マネージャー。

伊藤 大崎さんは、高卒の社員が自部門に配属になると聞いたとき、どう思いました?
大崎 初めての高卒採用ということで、どう接していいものか正直悩みました。一応、大卒と同じように扱おうとは思いましたが、地方から出てきていきなり大人の社会に放り込まれるわけですし、あまり厳しくしすぎて未成年のうちから働くのが嫌になったら、かわいそうだなと思って。
伊藤 あれ? でも人事が高卒受け入れマニュアルを取り寄せてましたよね!
大崎 確かに取り寄せてはくれましたけど。結局のところ「育成には時間がかかるよ」って書いてあっただけで、全く役にたちませんでした(笑)
伊藤 では実際に受け入れてみて、どう感じていますか?
大崎 彼女はガッツあることがわかりましたので、結局は大卒と区別せずに仕事を任せていますし、指導もしています。ただ、自分の理想に対して現実にはうまくやれないといった状況を上手に消化できないことがあるみたいですね。
でも、ちょっとしたアドバイスを交えた雑談をするだけで、自分で整理できているみたいですし、全く問題はないと感じています。
彼女たちは働くこと、未成年のまま東京に出てきた覚悟があるんだと思います。大学出たからとりあえず、でなく本人の意志で働き始めているのが強さとして際立っていますね。若手社員は全員そうですが(笑)、得意じゃないのは気持ちのコントロールぐらいでしょうか。
伊藤 では、高卒社員の部下へ、今後の期待を一言お願いします。
大崎 大卒の子を抜いて欲しいですね。世間にはまだまだ「学歴はあった方がいい」という暗黙の前提が残っていますし、偏見の目で見られることも多いかもしれません。だからこそ、結果で」そうではないことを証明して欲しいと思います。
伊藤

<伊藤総括>
個人差はありますし、まだまだ未知数なところもあるとはいえ、高卒社員たちは好評で、とても期待されていることが分かりました。
今回のインタビューを通し、高卒社員を受け入れるチームや管理職が大切にすべきポイントは、高卒入社だからと特別扱いすることなく、大卒社員と同じように仕事を任せ、育てていくことだと思いました。

今後が楽しみです!
では高卒採用は実際どんな流れで行われているのでしょうか。

 

はじめての高卒採用ってどうやる?

まず、抑えておきたいポイントが、自社・生徒・高校・ハローワークの関係性です。
この図の通り、企業と応募者との間に矢印が少ないことにお気づきでしょうか。そう、高卒採用は、生徒とのコンタクトが極端に少ないのが特徴で、
企業は主に高校とハローワークとの情報交換・連絡が主な動きとなります。求人情報ですら、生徒に直接届けることができないなんて・・・このインターネット時代に。

高卒採用の進め方は下記のとおりです。

1、 6月1日 求人の申込開始。
ハローワークを介し高校の進路担当者へインターネットで情報が開示されるため、
はじめにハローワークへの求人申込書を提出する必要があります。

☆ポイント
・大卒採用とは異なり、ハローワークから承認をもらわないと
求人を公開することができません。・求人申込書は、最寄りのハローワークで配布しています。
インターネット上からダウンロードはできません。
(このインターネットの時代に・・・)

2、 7月1日〜 求人票の交付・求人活動開始
ハローワークが提供する求人情報サイトで求人情報が公開されるほか、高校の進路担当者への直接挨拶などが可能になります。

☆ポイント
・高卒採用は進路担当者や3年生担当の先生にいかに知ってもらうか、
推薦してもらうかが肝となります。・学生を推薦して欲しい高校を指定し、通知することができます。

・生徒はひとり1社しか応募できないため、
その1社に選んでもらうためにも、高校の先生へのアピールが重要となります。

・学生も自分でハローワークが提供する求人情報サイトへアクセスすることがありますので、
その求人情報サイトで見つけてもらうための魅力ある条件等も重要です。

・応募前に職場見学の受け入れを求められる場合があります。

■補足
全国の高校へ足を運ぶことが困難なので、ビースタイルでは高卒採用支援をしている企業へアウトソーシングしました!(後述)

3、 9月5日〜 推薦開始
高校から企業へ、生徒の応募書類提出が開始されます。

☆ポイント

・応募は高校を介してのみ受け付けることが可能。面接以外、学生とは直接やり取りできません。

・応募書類は所定のものを利用しなければなりません。
企業が応募フォーマットを準備することはできません(キビシイ!)

4、 9月16日〜企業による選考開始及び採用内定開始

☆ポイント

・面接は1回のみ!

・大卒採用と同様、面接は多くの配慮が必要です。
本人に責任のない事項(家族や生活環境)や、宗教・思想に関すること(購読雑誌も質問NG!)です。

■補足
例えば、アパレル系企業が応募者に購読しているファッション雑誌をきくこともNGとされています。(キビシイ!)

・面接後は7日以内に合否連絡をすることが求められます!

・合否は高校を通して学生に伝える必要があります

5、 10月1日~ 学生の複数応募開始(都道府県により異なる)
9月の時点ではひとり1社しか応募ができませんでしたが、10月になるとひとり複数社に応募することが可能に!

☆ポイント
・複数の応募が可能になるため、内定辞退の可能性も発生します。
伊藤 う〜ん、高卒採用は独特のルールがあって大変そう・・・。でも、そんな高卒採用を支援してくれるサービスもあるんです!

ビースタイルも、初めての高卒採用だったので、
高校の先生との意見交換ができる就職懇親会を開催するサービスや、
高校に配布される進路の手引きの情報掲載サービスなどを利用しました!

 

おまけ:ビースタイル2017年 高卒者の採用実績を公開!

伊藤 さてここまで読んでいただいたみなさんは、実際の採用実績が気になっているのではないでしょうか?
ビースタイル2017年の採用実績はこちらのようになっています。

<ビースタイル2017年高卒採用 採用実績>

■採用人数
採用人数 : 4名 (高卒者応募人数:18名)
■採用予算・単価
高卒予算:96万円
4名採用=1人あたりの採用金額:24万円
参考)大卒採用単価57.8万円
伊藤 採用単価は、大卒の半額! これは大成功と言えるのではないでしょうか!
大卒と同じように選考を進められず、正直手間はかかってしまいますが、優秀な学生を大きなコスト負担なく採用できるのはとても有用な手段と言えます。
…っとここで、当社代表取締役社長の増村がどうしても話したいことがあるそうです。
増村 高卒の採用に興味を持たれたみなさん、彼らには酒を飲ませてはいけないですよ! 当社でも内定式や入社歓迎会などでは、社内でも睨みの利くマネージャーを配置し、毎回「飲ませないでください」と強くアナウンスしています。未成年の飲酒、ダメ、ゼッタイ!
伊藤 ええ〜、ここに来て酒の話ですかっ! でも実際のところ、ビースタイルでも高卒採用で困っているのって、本当に「未成年だから酒を飲ませられない」ってことぐらいなんですよね。就職戦線に高卒採用の検討、してみてください!
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