ビースタイルの新卒採用。すべてお見せします。


初めて、このキャッチコピーを聞いた時には
「大丈夫か?うちの会社」
と本気で心配しました。

前年度から、従来の新卒採用手法を大きく変えて
採用面接を行わないコース別採用手法
「面接やめちゃいました」を行っていました。
今年は、それをさらに進化させるとは聞いていましたが
それにしても、「変態とは、、、」

それから、約1年が経ち、17年度新卒採用が完了しました。

LINEニュースにも取り上げて頂き
一時は採用HPのサーバーがダウンしかけた
「変態×真面目」採用について
ここは一つ、まじめに検証してみたいと思います。

世間をお騒がせした、話題先行の新卒採用の結末とは、、、
みなさま、よろしければ、お付き合いいただけると幸いです。

『変態×真面目 採用~今年も面接辞めちゃいました』とはなにか?


学生に向けた、案内文は以下の通りです。

「面接は、やりません」
「来社にリクルートスーツは不要です。」
「最終選考まで、不採用にはしません。(お祈りメールを送りません)」
「大学1,2年生の応募も受け付けます」
「大手ナビサイトから応募できません」

そして、キャッチコピーとなった、「変態×真面目」とは
求める人物像を表したものでした。

<ビースタイルが求める変態とは?>
“常識を疑い失敗を恐れずチャレンジすることが出来る人”
・よく周りからオタク扱いされる
・無理!と言われた事でも、とにかくやってみないと気が済まない性格
<ビースタイルが求める『真面目』とは?>
“困難にも負けずに真摯に全力で取り組むことが出来る人”
・コツコツ着実に成果を出していくのが得意
・目の前の人や社会に対して、もっと力になって貢献をしていきたいと思っている。

変わった人でも
真面目な人でも
ビースタイルで活躍できる
ということを、メッセージとして伝えたかったのです。

各メディアにも掲載をいただき
「ビースタイルっていう、何か面白そうな会社があるぞ」
と多くの学生に認知してもらえました。

今明かされる!「変態×真面目 採用 面接辞めちゃいました」の裏側

しかし、本当に自社の求める学生が採用できたのでしょうか?
面接を辞めるという、非効率な手法で、十分な人数の学生を採用できたのか?
はたまた、採用費用はいくらかかったのか?

ここでは、「変態×真面目 採用」の裏側・実態を大公開致します。

そもそも、ビースタイルがなんでこの採用手法をとったかというと
・「女性向け人材サービス」が主要事業なので、元気のいい男子学生が集まりづらい。
・採用予算を多くかけられない。
・内定辞退率が高い。(50%)
・他社とは違う新卒採用を行ってみたい。
という理由からでした。

また、現場の社員が多く面接を行っていたのですが
時間的な負担が大きいのと、採用基準を合わせるのに苦労をしていました。
人材会社の社員というのは、意外と面接がうまくないものです。
毎年、多大な労力をかける割には、十分な成果が得られていないのではという
悩みを抱えていました。

そこで生み出したのが、この「変態×真面目採用・面接やめちゃいました」
です。

採用フローは以下の通りです。

<変態×真面目採用の採用フロー>

体験型のインターンシップを通じて会社理解を深めながら
最終プレゼンにおいて
自分をアピールしてもらい合否を判断するものです。

けっして、リアルな変態ちっくなことはやりません。
選考はいたって、真面目一本です。


(営業・マーケティングのミッションを行っている様子)


(広報にて、社内報を作成しているインターン生)


(ちょこっと休憩。オフィスグリコでお菓子選び)

一番苦労したのは
学生の集客です。

リクナビやマイナビに掲載しても
埋もれてしまうだけですので
ダイレクトにマーケティングを行う必要がありました。

就活イベントや、スカウトメールなどで
個別に声をかけていくことも行いましたが
意外によかったのが、リスティング広告です。

「まだ就活に消耗しているの?」
とか、流行りワードをもじって
リスティング広告をうったのですが
結構、学生の集客ができました。
あとは、LINEニュースとか、メディアに取り上げて
頂いたのが大きかったです。

その結果
説明会への参加学生は400名程度、そこからさらに半数以上が次の選考に進んでくれました。
・今まで人材業界に興味がなかった学生
・大手企業を見ていたけれど、これを機に中小・ベンチャーを見だした学生
など、今まで会えなかった学生層と出会うことができました。

また、通常の採用フローとは異なり
社員と積極的に関われるランチ・飲み会や、実際に仕事をするミッション・インターンの
機会を設けました。
面接を実施していた時よりも、社員の工数を削減することができました。

ただ、正直、学生にも負担があったと思っています。
中には、内定に至るまでに、ビースタイルに10回以上来社した学生もいるほどでした。
選考期間が長くなってしまい、地方学生には特に負担をかけてしまったという反省点はありましたが
残ってくれた学生の動機は必然的に高く、弊社とのマッチングは十分に出来ていたと思っています。

ちなみに、本当に変態じゃんという、危ない学生は一人も来ませんでした。
(ちょっと残念な気もしますが)

採用結果発表

<採用人数・内訳>
結果:21名採用決定
※前年は7名採用

内定承諾後の辞退は0人、辞退率0%
※(前々年は辞退率50%)

内定者たちには、都内の高学歴の大学から愛媛や新潟など、地方の大学出身者もいて
ビースタイルのビジョン・社風への共感、働く人との相性の良さを実感し
入社を決意してくれました。

<予算>
総予算:1020万円

予算内訳
新卒採用サイトの制作費 25万円
プロモーション費(リスティング、スカウトメールなど) 590万円
イベント参加費 219万円
その他、実費 186万円

1人あたりの採用金額:48万円
(2016卒 1人あたりの採用金額:40万円※7名採用)

採用人数を大幅に増やしたものの、前年度と遜色ない金額で学生を採用することに成功しました。

<今後の課題>
男女比でみると、男子が3割ほどしか採用が出来ておらず
元気の良い男子学生を採るという目標は、十分に達成できませんでした。
学生時代にビジネス経験があるといった意識と行動力がある学生を
獲得するために、男子向けのチャネルを増やす事を今後は考えています。

ここまでが「変態×真面目採用 面接辞めちゃいました」の実態となります。

次は、内定者2名に、「変態×真面目採用」を受けてみて
実際どんな感想を持ったのか、なぜ入社を決意してくれたのか
できるだけ、本音に迫ってみました。

内定者の本音!!どうして入社を決めたの?

岩田悠さん(写真左)
学生時代の経験から、人がイキイキとなるようなきっかけを与えられるような仕事に就きたいと
就職活動を開始。バリバリ働けて、自分が成長をしていける環境を探し、中小・ベンチャー企業を中心に企業を探す。
周りには良く「真面目だね」と言われることが多く、今後は一人暮らしの為料理を勉強中。

田村佳奈子さん(写真右)
大手企業の就職を考え就職活動を開始。
様々な業界を見ていく中で、人材業界の仕組みや仕事内容を理解し、興味・関心を持つ。
明るく素直な性格で、現在はビースタイルの時短エグゼでインターン中。

Q:変態×真面目採用って聞いた(見た)時に、ぶっちゃけ怪しい会社だなって、思わなかったの?
田村さん そうですね、採用ページを見た時は
イケイケな雰囲気が前面に出ていて、まるでWEB系の会社のような印象を受けました。
エントリーシートも面接もなく、どのように選考に臨めばいいのか
わからかなかったので、はじめは多少の戸惑いがあったのを覚えています。
本当に大丈夫?って感じでしたね(笑)
それでも興味本位で説明会は受けに行こうと思い、参加しました。
岩田さん 私はけっこう前向きで
他に受けていた会社にはなかった新しさがあったので
まずは説明会を見に行こうと思っていきました。
採用のWEBページは衝撃的で、カラフルでイラストもあり
面白そう!って思っちゃいました。
Q:選考過程で大変なことや、困ったことはなかった?
田村さん 私の場合は、選考期間がとても長く、ゴールが見えなかったので
ぶっちゃけて言うと、途中で辞退しようかなって思った時がありました。
ミッションやランチ会などで何回来社すれば、最終プレゼンまで行くのかが
分からなかったですね(笑)
他の内定者に後から聞いてみたら、私だけ2倍来社していたので大変でした。
岩田さん 中間ジャッジの際に適性検査の結果を教えてくれたんです。
適性検査の結果を知るなんて、他の会社では、なかなかないのでビックリしました。
しかも、「入社してから、人との意思疎通で
壁にぶち当たるかもしれないけど大丈夫?」って
ズバッと言われました(笑)。
もうストレートに。
強みも教えてくれましたが、今後の自分の課題になる部分もあえて教えてくれて
私は逆に入社する際の心構えが出来たと思っています。
Q:他にもいろいろな会社を受けたと思うけど、どうしてうちの会社に入社したの?
田村さん 人がとても温かく、親身に対応してくれたのが大きかったですね。
実は私、親に中小・ベンチャー企業に入ることを反対されていました。
私の両親は二人とも大手企業で働いていて
もともとは、私も就職するなら大手企業だと考えてずっと就職活動をしていました。
なので、突然私がビースタイルに入りたいと言った時には
両親にかなり反対されました。
「ベンチャーだと大変なんじゃない?
そんな小さいとこ入って将来つぶれたらどうするの?」、と。
ただ、そんな時に、社長から親へ手紙が届き、私には手書きの手紙をいただきました。
親にまで手厚いサポートをしていただき
「ビースタイルってこんな温かい会社なんだよ!」と親をなんとか説得し
納得してもらうことができました。
ここまで自分の事を考えてくれるこの会社で、働いていきたいなって思いました。
岩田さん 選考過程で会社理解がしっかりできたことが大きかったです。
ミッションやランチ会などで様々な社員さんと話せて
どんな人がいるのかとか、どんな事業をやっているのかを
たくさん聞けたことが良かったなって思います。
また、どの社員さんに話を聞いても
「ビースタイルにいる変態や真面目な人は、根本は優しくて
人の面倒見がいい人が多いよ」と、言っていました。
自分もこんな人たちと一緒に働いてみたいな~と思い、入社を決意しました。

☆総括

・「変態×真面目 採用」という、キャッチコピーやWEBは
インパクトがあったが、中身は地道に学生と接点を持ち続けるという
スタンダードなものであった。
・リクナビ、マイナビを使わずとも工夫しだいでは
母集団形成は可能だった。
しかし、それなりにマーケティング予算はかかる。
・入社した人材像は、従来型とは大きな違いが見られなかった。
・学生の入社の決め手となったのは、やはり「社員の魅力・相性」であった。

という調査結果でした。

「採用に王道なし」
楽して、優秀な人材を採用する安易な道はない事がわかりました。


(2016年度 入社式の様子)

2018年度は、どんな採用手法で行くのか?
また、別の機会にご紹介したいと思います。